2022年12月の記事一覧

にっこり 危険な物を安全に使う(4年:図工)

 4年生から図工で木工の学習が始まります。よくできた作品を作ることももちろん大切ですが,使用時に危険を伴う道具を安全に使う力を育てることも大切なねらいです。

 今回の学習では「金づち」「釘」「のこぎり」「釘ぬき」等の使い方を誤るとけがをする工具を使わせます。授業の導入でそれぞれの道具の安全な使い方についての指導を受けてから実際に道具を使用することになります。 

 先生からそれぞれの工具の使用上の注意点をしっかり聞いて,いよいよ工作スタート!最初はみんなおっかなびっくりです。

 でもさすが子供!少し練習をすればみんな上手かつ安全に工具を使えるようになります。子供ののみ込みの早さを実感させられます。

↑紙やすりにも挑戦。

 5年生になると家庭科で包丁の安全な使い方,図工では電動のこぎりの使い方といったように子供たちは安全に使いこなせる道具の幅を広げていきます。

にっこり 生活を見直そう(1年:特別の教科道徳)

 小学生のころ道徳の時間に「非常に白黒つけにくい問題」,例えば“太郎君は帰り道,クラスで大切に手入れをしている花壇が今すぐ水をやらなければ枯れてしまう状態になっているの見つけました。でも,水をやっていたら待ち合わせをしている友達に多大な迷惑が掛かってしまいます。太郎君はどう行動したでしょう”と言ったような葛藤場面についてみんなで話し合った記憶はないでしょうか。しかも最後まで他の教科のように「こうするのが正解です」ということを先生が示してくれないまま授業が終わるのです。

 みんなもやっとしたまま授業が終わるのですが,これで道徳の授業は成功なのです。ざっくりいうと道徳は「正解を教わる時間」ではなく「どこまでも深く深く考える時間」なのです。答えが出てしまったらそこで子供たちは考えることをやめてしまいますね。だから,考えても考えても正解が出ないような問題をあえて考えさせるのです。

 

 

 1年生が「生活を見直そう」という道徳の学習をしていました。人々が公園でいろいろなことをしている図を見ながら,それぞれのとっている行動について気づいたことを出し合います。

 全員が同意見にまとまることもあれば,意見が分かれることもあります。しかし,道徳ではどちらが正解か白黒をつけるようなことはありません。「いじめは絶対によくない。やめなさい。」のように何が正しいか白黒はっきりついている問題について話し合うのは道徳ではなく特別活動(学級活動)の時間です。

 授業の導入で子供たちは“図やお話に出てくる他人の問題”を考えさせられていたはずなのに,授業が進むにつれて徐々に“自分自身の内面”を見つめるように変化していきます。これが道徳のねらいなのです。今日の授業でも1年生たちはいつの間にか図の中の人物の行動を自分に投影して考えることができていました。

 

 

 最後に自分の考えをまとめます。授業を通して考えたことを素直に書ければどんな考えをもっていても先生に認められます。計算問題のようにこう書かなきゃ不正解というものではありません。当然「こう書いたら何点」という基準も,「こう書けば褒められる(注意される)」ということもありません。 時間が経つにしたがって考えが変わるのも大切な成長です。

 今日の1年生の道徳は「規則の尊重」をテーマにした学習でした。今日考えたことできっとこれからの子供たちの「規則の尊重」に対する考えが深まったことと思います。

 

 

にっこり 卒業制作の作り方・その1(6年図工・特活)

【材料をそろえる】

材料①「イメージ写真」:卒業生の思い出深い瞬間(今年はみんなで踊ったソーラン節)をもとにデザインを考え,イメージに合った写真を撮ります。上の画像がそれです。かっこよく美しくポーズを決めているモデルはもちろん全員6年生です。(顔を隠す処理をしています)

材料②「題名」:作品の題名となる漢字1文字を募集~選考~決定し,毛筆でかっこよくレタリングします。今年は「絆」に決定しました。この達筆な「絆」を書いたのももちろん6年生です。

材料③「サイン」:「いつ」「だれが」「何のために」作った作品かわかるように楷書でサインを入れます。この達筆なサインを毛筆で書いたのももちろん6年生です。

材料④「原画」:①②③を組み合わせて,左右を反転させた(←ここ重要)絵を描きます。写真を正確に絵に起こしたのももちろん6年生です。この絵に縦横等間隔に線を引き,画面全体を100等分します。

⑤版画板:30㎝×45㎝の版画板を100枚用意します。市販の一般的なものです。

⑥その他:和紙100枚+α,版画用黒インク適量,台紙となるラシャ紙 等

 

 

【制作①『描き』】

 6年生みんなで手分けをして材料④の原画を10×10=100枚に並べた版画板に描き写していきます。この画像だと大きさがよくわからないかと思いますが,,,,

 実際はこのくらいの大きさ(縦300㎝×横450㎝)になります。6年生たちの体が小さく見えますね。ところどころ白っぽく見えるのは,すでに彫刻刀で彫った部分です。

 今年度の6年生は卒業制作として版画の集団制作に取り組んでいます。みんなで協力して一つの作品を作り上げることを通して,タイトル通り学年の「絆」の象徴とできるよう鋭意制作中です。

 文字通り 作ですので,作業は年明けまで続きます。完成したら小学校最後の授業である卒業式の式場(体育館背面)に掲示し,保護者の皆様に披露いたします(3月までにコロナが落ち着きますように)

 

 後日続報をアップしますのでお楽しみに!

 

 

にっこり 書きぞめ(3年毛筆書写)

 ○3年生になると毛筆を使った書写(=書き方)の学習が始まります。硬筆(=鉛筆)書写と毛筆書写がありますが,どちらも「形の整った文字を書く力を身に付けること」がねらいです。

 ちなみに

◎習字→文字通り字そのもの(筆順,読み方なども含む)を習うこと,

◎書道→“書”を通して人としての生き方(=道)を追い求めること,

◎書写→字形の整った文字を書く力を伸ばす国語の学習領域

ですので,毛筆で字を書く学習は正しくは「習字」や「書道」ではなく「毛筆書写」と言います。

 必ずお手本を見てできるだけそっくりな字形を目指します。図工と違って「ぼくはダイナミックな字形で書きたいな!」とか「私はかわいらしい字形で書きたいわ♡」など書き手の個性を求める学習ではありません。「お手本に近い字形の文字を書くこと」をひたすら追い求める非常にストイックな学習なのです。 

 冬になると,どの学年でも書きぞめの学習をします。3年生の毛筆書写ではちょっと早いですが「正月」という字を整った字形で書く学習が始まっています。季節感のある言葉ということもありますが,字形に着目してみると「正」の字は縦画・横画の練習に,「月」の字ははらいやはねの練習に適した字ですね。

 成田地区のみなさんによい正月が来ますように。

にっこり 乳の食育(4年生)

 12月6日(火),食育の一環として4年生が「乳の食育」という外部講師を招いての授業を受けました。

講師は「雪印メグミルク」様からおいでいただきました。毎年実物大の乳牛の絵を見せていただき,子供達から「大きい!」という歓声があがります。

 栄養素,特にカルシウムの大切さについて詳しく教えていただきました。皆さん,カルシウムをしっかり摂りましょう!