学校ブログ

にっこり 危険な物を安全に使う(4年:図工)

 4年生から図工で木工の学習が始まります。よくできた作品を作ることももちろん大切ですが,使用時に危険を伴う道具を安全に使う力を育てることも大切なねらいです。

 今回の学習では「金づち」「釘」「のこぎり」「釘ぬき」等の使い方を誤るとけがをする工具を使わせます。授業の導入でそれぞれの道具の安全な使い方についての指導を受けてから実際に道具を使用することになります。 

 先生からそれぞれの工具の使用上の注意点をしっかり聞いて,いよいよ工作スタート!最初はみんなおっかなびっくりです。

 でもさすが子供!少し練習をすればみんな上手かつ安全に工具を使えるようになります。子供ののみ込みの早さを実感させられます。

↑紙やすりにも挑戦。

 5年生になると家庭科で包丁の安全な使い方,図工では電動のこぎりの使い方といったように子供たちは安全に使いこなせる道具の幅を広げていきます。

にっこり 生活を見直そう(1年:特別の教科道徳)

 小学生のころ道徳の時間に「非常に白黒つけにくい問題」,例えば“太郎君は帰り道,クラスで大切に手入れをしている花壇が今すぐ水をやらなければ枯れてしまう状態になっているの見つけました。でも,水をやっていたら待ち合わせをしている友達に多大な迷惑が掛かってしまいます。太郎君はどう行動したでしょう”と言ったような葛藤場面についてみんなで話し合った記憶はないでしょうか。しかも最後まで他の教科のように「こうするのが正解です」ということを先生が示してくれないまま授業が終わるのです。

 みんなもやっとしたまま授業が終わるのですが,これで道徳の授業は成功なのです。ざっくりいうと道徳は「正解を教わる時間」ではなく「どこまでも深く深く考える時間」なのです。答えが出てしまったらそこで子供たちは考えることをやめてしまいますね。だから,考えても考えても正解が出ないような問題をあえて考えさせるのです。

 

 

 1年生が「生活を見直そう」という道徳の学習をしていました。人々が公園でいろいろなことをしている図を見ながら,それぞれのとっている行動について気づいたことを出し合います。

 全員が同意見にまとまることもあれば,意見が分かれることもあります。しかし,道徳ではどちらが正解か白黒をつけるようなことはありません。「いじめは絶対によくない。やめなさい。」のように何が正しいか白黒はっきりついている問題について話し合うのは道徳ではなく特別活動(学級活動)の時間です。

 授業の導入で子供たちは“図やお話に出てくる他人の問題”を考えさせられていたはずなのに,授業が進むにつれて徐々に“自分自身の内面”を見つめるように変化していきます。これが道徳のねらいなのです。今日の授業でも1年生たちはいつの間にか図の中の人物の行動を自分に投影して考えることができていました。

 

 

 最後に自分の考えをまとめます。授業を通して考えたことを素直に書ければどんな考えをもっていても先生に認められます。計算問題のようにこう書かなきゃ不正解というものではありません。当然「こう書いたら何点」という基準も,「こう書けば褒められる(注意される)」ということもありません。 時間が経つにしたがって考えが変わるのも大切な成長です。

 今日の1年生の道徳は「規則の尊重」をテーマにした学習でした。今日考えたことできっとこれからの子供たちの「規則の尊重」に対する考えが深まったことと思います。

 

 

にっこり 卒業制作の作り方・その1(6年図工・特活)

【材料をそろえる】

材料①「イメージ写真」:卒業生の思い出深い瞬間(今年はみんなで踊ったソーラン節)をもとにデザインを考え,イメージに合った写真を撮ります。上の画像がそれです。かっこよく美しくポーズを決めているモデルはもちろん全員6年生です。(顔を隠す処理をしています)

材料②「題名」:作品の題名となる漢字1文字を募集~選考~決定し,毛筆でかっこよくレタリングします。今年は「絆」に決定しました。この達筆な「絆」を書いたのももちろん6年生です。

材料③「サイン」:「いつ」「だれが」「何のために」作った作品かわかるように楷書でサインを入れます。この達筆なサインを毛筆で書いたのももちろん6年生です。

材料④「原画」:①②③を組み合わせて,左右を反転させた(←ここ重要)絵を描きます。写真を正確に絵に起こしたのももちろん6年生です。この絵に縦横等間隔に線を引き,画面全体を100等分します。

⑤版画板:30㎝×45㎝の版画板を100枚用意します。市販の一般的なものです。

⑥その他:和紙100枚+α,版画用黒インク適量,台紙となるラシャ紙 等

 

 

【制作①『描き』】

 6年生みんなで手分けをして材料④の原画を10×10=100枚に並べた版画板に描き写していきます。この画像だと大きさがよくわからないかと思いますが,,,,

 実際はこのくらいの大きさ(縦300㎝×横450㎝)になります。6年生たちの体が小さく見えますね。ところどころ白っぽく見えるのは,すでに彫刻刀で彫った部分です。

 今年度の6年生は卒業制作として版画の集団制作に取り組んでいます。みんなで協力して一つの作品を作り上げることを通して,タイトル通り学年の「絆」の象徴とできるよう鋭意制作中です。

 文字通り 作ですので,作業は年明けまで続きます。完成したら小学校最後の授業である卒業式の式場(体育館背面)に掲示し,保護者の皆様に披露いたします(3月までにコロナが落ち着きますように)

 

 後日続報をアップしますのでお楽しみに!

 

 

にっこり 書きぞめ(3年毛筆書写)

 ○3年生になると毛筆を使った書写(=書き方)の学習が始まります。硬筆(=鉛筆)書写と毛筆書写がありますが,どちらも「形の整った文字を書く力を身に付けること」がねらいです。

 ちなみに

◎習字→文字通り字そのもの(筆順,読み方なども含む)を習うこと,

◎書道→“書”を通して人としての生き方(=道)を追い求めること,

◎書写→字形の整った文字を書く力を伸ばす国語の学習領域

ですので,毛筆で字を書く学習は正しくは「習字」や「書道」ではなく「毛筆書写」と言います。

 必ずお手本を見てできるだけそっくりな字形を目指します。図工と違って「ぼくはダイナミックな字形で書きたいな!」とか「私はかわいらしい字形で書きたいわ♡」など書き手の個性を求める学習ではありません。「お手本に近い字形の文字を書くこと」をひたすら追い求める非常にストイックな学習なのです。 

 冬になると,どの学年でも書きぞめの学習をします。3年生の毛筆書写ではちょっと早いですが「正月」という字を整った字形で書く学習が始まっています。季節感のある言葉ということもありますが,字形に着目してみると「正」の字は縦画・横画の練習に,「月」の字ははらいやはねの練習に適した字ですね。

 成田地区のみなさんによい正月が来ますように。

にっこり 乳の食育(4年生)

 12月6日(火),食育の一環として4年生が「乳の食育」という外部講師を招いての授業を受けました。

講師は「雪印メグミルク」様からおいでいただきました。毎年実物大の乳牛の絵を見せていただき,子供達から「大きい!」という歓声があがります。

 栄養素,特にカルシウムの大切さについて詳しく教えていただきました。皆さん,カルシウムをしっかり摂りましょう!

 

にっこり どきどきわくわくまちたんけん(2年生校外学習)

 11月17日(金),2年生が生活科の学習で成田地区の「まちたんけん」に行ってきました。身近過ぎて意外と知らないことの多い成田地区の様々な場所を訪ね,いろいろなことを教えていただく学習です。

 子どもたちを快く迎えていただいた地域の皆様,ありがとうございました。

 今回の校外学習では「成小ささえ隊」の校外学習ボランティアの皆様に引率の補助をしていただきました。ありがとうございます。

 

 

 

にっこり 学習発表会

【金管バンド:ピーターパン】

【1年生:なりたどうぶつたんけんたい】

【2年生:2年生からのメッセージ】

 

【3年生:GoGo English】

【4年生:みんなちがってみんないい】

【5年生:見て、聞いて、感じて、5年生の今】

【6年生:はだしのゲン】

 たくさんの温かいご声援ありがとうございました。

にっこり 学習発表会演目紹介(2年生)

【演技名:2年生からのメッセージ】

【指導者から】

 富谷に伝わる昔話「六地蔵産にもらった丸太ん棒」を紹介します。難しい方言にも挑戦しました。他に歌も5曲歌います。「きれいな歌声」を目指して練習しました。どうぞお楽しみに!

にっこり 学習発表会演目紹介(3年生)

【演目:GoGo English!!】

【指導者から】

 学校での一日を3年生59名が英語で話して、歌って、踊って表現します。“英語って楽しい!!”その思いが伝わるように笑顔いっぱいでお届けします。

 

にっこり 学習発表会演目紹介(6年生)

【演目:はだしのゲン】

【指導者から】

 今から77年前に日本で起きていた悲しい戦争の記憶。国語の物語や社会の歴史からどんなにか辛く厳しい世の中だったかがわかりました。今ある平和な世の中に感謝しながら精一杯演じたりせりふを言ったりします。群読の迫力や合唱の歌声から,成長を感じていただければと思います。

学習発表会演目紹介(5年生)

【演目:見て,聞いて,感じて,5年生の今】

【指導者から】

 子どもたちが自分で考えた言葉で自分の思いを表現します。「見て,聞いて,感じて,5年生の今」のテーマが伝わったらうれしいです。

にっこり 学習発表会演目紹介(4年生)

【演目:みんなちがってみんないい~いつでも どこでも だれとでも~】

【指導者から】

 夏休み明けから積み重ねてきた防災学習。校外学習で訪れた震災遺構荒浜小学校で見た震災の傷跡。津波を目の前にしてどんなに怖かったんだろう,,,,。11年前とは違い,海は青く広く,穏やかな波音が続いていた。変わる海の姿。「どのように表現したい?」「何を伝えたい?」問いかけ,子供たち全員で考えながら作っています。それぞれの思い,それぞれの表現。「みんなちがってみんないい」

にっこり 学習発表会演目紹介(1年生)

【演目:なりたどうぶつたんけんたい】

~指導者から~

「なりたどうぶつたんけんたい」の42名がたくさんの生き物を探しに出発!八木山動物公園で見てきた生き物を詩や歌にのせて一生懸命表現します。かっこいい1年生の姿をぜひご覧ください。

にっこり 学校行事を支える子どもたち

 学習発表会当日,会場となる体育館に入ると椅子やひな段がセットしてあります。これらは誰がセットすると思いますか?

 学校は設備の規模が大きい割には大人の人数が少ないため,大きな行事の会場準備を職員だけですべてやろうとすると大変です。そこで,学習発表会や入学式など大きな行事の準備には頼もしい最上級生である6年生たちの力を借ります。

 6年生にこうした作業を手伝わせる目的は職員数が少ないからだけではありません。自分の通う「母校」のために行う作業を通して子供たちは愛校心や勤労・奉仕などの大切なことを体験から学んでいきます。

  (画像はすべて学習発表会の準備をする6年生です)

 6年生たちが主役となる卒業式の準備は5年生が行います。現在の6年生たちも今年の3月に一つ上の先輩たの卒業式会場準備で「最上級生デビュー」しました。来年の3月には現在の5年生が卒業式の会場準備を行い,最上級生としての自覚を身に付けていきます。

 

にっこり 渡会先生の音楽指導(学習発表会練習)

〇東北福祉大学の渡会純一(わたらいよしかず)准教授に各学年数時間ずつ音楽の指導をお願いしていますが,2年生と4年生は学習発表会に向けた歌唱指導をお願いしています。

 

【4年生:「みんなちがってみんないい」】

【2年生:「2年生からのメッセージ」】

 渡会先生が休み時間に校庭をお通りになると「渡会先生♡」「渡会先生!」と言って子供たちが集まってきます。渡会先生の授業は楽しくて歌や楽器演奏もぐんとうまくなるので大好評です。

 学習発表会での子供たちの歌声が楽しみです。

にっこり 委員会活動風景

〇小さい子の手が届かない高いところの拭き掃除をする美化緑化委員会諸君!

 

 〇ユニセフ募金の集計,報告の準備をする福祉委員会諸君!

 

 〇掲示板の張替えをする掲示委員会諸君!

 〇独自編集の「正しい手の洗い方」動画を制作する保健委員会諸君!

 

〇下校の放送を流す放送委員会諸君!

 ※今回紹介しきれなかった委員会も改めてご紹介いたします。 

にっこり 教育実習生がきています

 先週から成田小学校に教育実習生がきています。4週間にわたって教育の「現場」で貴重な経験を積んでいきます。

 教職を志す者が生まれて初めて「先生」と呼ばれるこそばゆい体験をするのが教育実習です。授業を“受ける”のではなく生まれて初めて授業を“行う”という経験をするのも教育実習です。教育実習を乗り越え,教員免許状を取得し,教員採用試験に合格してやっと一人の教職員が誕生します。実習生を見ていると私(教頭)も教師になるために必死で努力していたころが思い出されて気が引き締まります。(ちなみに教頭の場合,自信満々で臨んだ生まれて初めての授業は今では黒歴史となっています)

 

「こんにちは。教育実習生の髙橋です。実は成田小学校の10年前の卒業生です。成田小学校の子供たちは本当に明るくて元気であいさつを自ら積極的にできる姿がすてきだと日々感じています。この4週間でよい教師とはどのような人かを考え,子供たちからまた会いたいと思われるような関係を築いていきたいと思います。よろしくお願いします。」

 

 実習前半は先輩教師の授業を参観したり,実習担当教員の補助をしたりしながら過ごしていますが,実習後半はいよいよ“授業者デビュー”も経験します。

 教育実習が終わったとき,教職を志す思いがより強まるような4週間を過ごしてほしいと思います。

にっこり 震災を学ぶ「震災後に生まれた子供達」(4年校外学習)

 4月18日(火)震災当時まだこの世に生を受けていなかった4年生が震災遺構荒浜小学校の見学に行ってきました。

 以前も津波についての学習の様子をお伝えしましたが,継続して学習を進めています。

 学校で津波について予習をしていた子供たちも,実際の被害の様子に触れ,「津波の恐ろしさを身をもって感じた」といった感想を多くの児童がもったようです。

 上の画像はただ海でくつろいでいるわけではありません。荒浜小学校を出た後,しばらく無言で海を見つめるながら津波についてそれぞれ考えるという学習です。

 4年生は学習発表会(11月12日)で今回の学習から学んだことを出し物にして発表します。お楽しみに。

 

 

 

にっこり 6×3と3×6は同じ?違う?(2年生算数)

 6×3と3×6は同じでしょうか?私(教頭)が学級担任時代,高学年の算数の授業中に「6×3と3×6は同じだから・・・・・」といった「かける数とかけられる数の順番を入れ替えても答えは変わらないから順番なんかどうでもよい」といった内容のことを言う子どもがかなりの割合でいました。私はそれを聞くたびに,「いやいや,6×3と3×6は全然違うのだよ。」といって2年生の算数で学習したことを学年を問わず復習させたものでした。

(↓これは2×6=12?,6×2=12?,どっちでもよい?)

 「かけざん」と「九九」は違います。かけ算は演算の種類(ちょっと難しくてすいません)であり,九九はそれを解くためのツールにすぎません。九九が言える=かけざんを理解したとはならないのです。かけざんの式には

「1つ分の数」×「いくつ分」という順番で書くというきまりがあります。かけ算を習ったばかりの2年生はこのことがしっかり身に付いているのですが,学習が進むにつれてこの順番がないがしろにされることがでてきます。なぜないがしろにされるようになるかというと,,,,

 九九の暗唱のとき,「ハチシチはいくつだっけ?」と悩んでいると,親切な周りの人が「シチハと同じだよ!」などとヒントをくれたりしますね。この九九の覚え方がいけないと言うわけにはいかないのですが,こうしたときに「順番なんかどっちでもよい」が刷り込まれていくのだと思います。他にも学年が進むとかけ算の順番を入れ替えても積が変わらないという性質を利用する学習が出てきます。こうした積み重ねで最初に学習したかけ算の式には順番があることがないがしろになる場合が出てきます。

「積が同じなんだからどっちだっていいじゃないか!」と言い返してくる子供もいましたがそうではありません。この順番を意識する習慣が弱い子供は,

3年生になってわり算の立式が苦手になります。順番を入れ替えたら不正解のわり算で「どっちをどっちで割ればいいの?」となります。整数どうしのわり算レベルなら,問題文に出てくる「大きい方の数÷小さい方の数」が通用するのでまだよいのですが,小さい数÷大きい数もありの小数のわり算の学習に入ると本格的に困ってしまいます。高学年になると「速さ」「所要時間」「移動距離」の3つを求める式をそれぞれ立てるような高度な問題も出てきますが,これを「量の質」に目を付けて解く(機械的に暗記した公式にあてはめて解く方法だけでは「量の質」を見抜く力が育たない)には「1つ分の数」「いくつ分」といった量のもつ質をとらえる力が大切なのです。

 成田小学校でも2年生のかけ算の学習が始まりました。まだ九九の暗唱に入る前の大事な大事な「1つ分の数」「いくつ分」の学習をしています。おはじき等を操作させながら丁寧にかけ算という計算の意味を指導しています。最後に,

【大人でも間違える小2算数問題】

 問)3枚の皿にリンゴが2個ずつのっています。リンゴは全部で何個ですか。(式・答各5点)